ゆるキャラ

  • 2018.12.16 Sunday
  • 21:49

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『・・・ゆるキャラは愛らしいということになっていて(本当か?ぶざまなデブが多いけれど)、どこかメルヘンチックだと思われている。しかし、表現しているものは、ただ現実逃避の意味のない物語だけだろう。ああいう怪物に駆け寄って写真を撮りたがるのは、せいぜい10歳くらいまでの子供だろう。いい大人が同じように、カニみたいに指を立てて喜ぶようになったら、世も末だ。教師は子供たちに、意味のわからない動作は友達がやっても決してするな、と教えなければならない。

 ゆるキャラが危険なのは、それが直接人間に危害を加えないからだ。厳密に言うといつの間にか、ああいうキャラクターなら無害だという判断に慣れることなのである。「無害」と「価値のあるもの」とは全く違うことを、私たちは知らなければならない。英語で「(子供らしい)チャイルドライク」という単語は、「子供が子供らしく、大人も子供のように純真な」という意味だが、似たような言葉で「チャイルディッシュ」は、「幼稚な」「ばかげた」などの否定的な意味を持つ。似たような概念は時に危険なのだ。』

曽野綾子氏「透明な歳月の光」より

 

 

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